パナソニックの#はたらくってなんだろう 男性育休から見えたこと――父と会社員ふたつの顔を支えるパナソニックグループの環境

子育てをする大谷さん、岡田さん、片山さん

パナソニックグループでは、ライフステージに合わせた働き方ができるよう、育休をはじめとしたさまざまな制度を設けています。今回は育休を取得し、その他子育てに関わる制度も活用しているマネジメント職と研究開発職の男性社員3名に、会社員と父、双方としての体験談を聞きました。

2022年12月

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プロフィール

  • 大谷 真生

    パナソニック コネクト株式会社
    明治学院大学 経済学部卒業

    2011年入社。大学では開発経済学を専攻。途上国の経済問題を分析し、「誰もが安心して豊かに暮らせる世界」について研究を行った。入社後は道路業界営業として、全国の道路・河川を監視するカメラや渋滞検知システム、高速道路のETC設備などに携わる。2021年より中央省庁担当営業責任者に。デジタル庁含む省庁横断でのデジタル化に寄与すべく新規事業開拓含め担当。3歳と1歳の子どもがいる。

    大谷 真生さんのプロフィール写真
  • 岡田 雅司

    パナソニック ホールディングス株式会社
    大阪大学大学院 情報科学研究科修了

    2013年入社。学生時代はオーディオ機器や音楽への興味から、音響信号処理技術の研究に取り組み学位(博士 情報科学)取得。入社後は全社クラウド基盤(Panasonic Digital Platform)の開発に携わり、2015年より人工知能技術の基礎・応用研究に携わる。また、パナソニックグループの人工知能技術の普及と技術水準引き上げのための啓蒙活動を積極的に行う。4ヶ月の子どもがいる。

    岡田 雅司さんのプロフィール写真
  • 片山 和哉

    パナソニック インダストリー株式会社
    東京工業大学大学院 物性物理学専攻修了

    2016年入社。学生時代は物性物理学を専攻し、極低温で特異な磁気的なふるまいを見せる新規物質の合成と磁気評価の研究に取り組む。入社後はモータ材料の開発を起点として、電線と鉄材間の絶縁材料設計やセンサー素子に用いる磁性材料の開発に携わる。10ヶ月の子どもがいる。

    片山 和哉さんのプロフィール写真

目次

  1. 「男性育休」に前向きな職場・環境が背中を押してくれた
  2. 子育てを支えるパナソニックグループの制度やコミュニティ
  3. 未来の父、そして未来のパナソニックグループの仲間へ

「男性育休」に前向きな職場・環境が背中を押してくれた

赤ちゃんを膝に抱く岡田さん

育休取得を決めた理由はなんですか?また、きっかけを教えてください。

大谷 真生さんのプロフィール写真
大谷

私が入社した2011年は、働き方改革も今ほど浸透しておらず、また自分自身が子育てすることを、そこまでイメージできていませんでした。そこから時が流れた2018年、第1子が誕生しました。その時は、すでに男性育休が世間に広がりつつあったものの、私がちょうど社外出向中だったこともあり、育休取得に踏み切れませんでした。初めての子育てで妻ひとりに負担をかけてしまった後悔もあり、2021年、第2子誕生の際は強い気持ちを持って育休を1ヶ月取得しました。ちょうど私と同年に、片山さんも育休を取得されていますね。

片山 和哉さんのプロフィール写真
片山

はい。私は結婚を機に育休取得について考えるようになり、育休を取得した男性の体験談を綴ったブログや官公庁が発信している情報などをチェックするようになりました。そうした情報を見ていくうちに、改めて育休制度は女性のためだけの制度ではないと実感していき、自分も取得するのが自然だろうと考えました。また、ブログに書かれているリアルな育児の様子に触れるうちに、育児っておもしろそうだな、と興味が湧いたことも育休取得の理由のひとつです。

岡田 雅司さんのプロフィール写真
岡田

私の場合、妻が助産師ということもあり、普段の会話の中で妻自身から出産が女性の心身に与える影響について聞いていました。そういった話だけでなく、これまで通りの仕事をしつつ、妊娠後の妻の心と身体のケアと育児をするといったような出産後の生活を想像して、「これは育休を取得しなければ」と決断しました。

赤ちゃんを膝に抱く岡田さん

大谷 真生さんのプロフィール写真
大谷

片山さんは5ヶ月間の育休を取得していますが、取得時の社内調整に苦労はありませんでしたか?

片山 和哉さんのプロフィール写真
片山

周囲で育休を取ることにネガティブな反応はありませんでした。正直、入社した頃はそもそも自分が結婚するかどうかもわからず、子育ても育休も縁遠い話でした。しかし、結婚し、子どもを授かり、育休取得を経て改めて妻と共に子どもを育てていくこと、これからの道のりへの実感が生まれたと感じます。子どもが生まれることを祝福し、制度の利用について背中を押してくれた皆さんにとても感謝しています。

岡田 雅司さんのプロフィール写真
岡田

私の場合は1ヵ月でしたが、上司に相談したところ、「いいじゃないか」と二つ返事で承諾してくれましたね。職場に復帰するときももちろんネガティブな意見はなく、むしろねぎらいの言葉をいただきました。

大谷 真生さんのプロフィール写真
大谷

そうなんですね。私が所属するパナソニック コネクト株式会社も、男性育休に積極的に取り組んでいますが、岡田さんや片山さんのお話を聞いて、パナソニックグループ全体に男性育休のカルチャーが浸透してきていることが嬉しいです。

子育てを支えるパナソニックグループの制度やコミュニティ

赤ちゃんにご飯をあげる片山さん

片山 和哉さんのプロフィール写真
片山

私たちが育休を取得することは、後輩たちが育休を取りやすい空気を作ることにも一役買っているかもしれません。実際に育休復帰後、同じく育休を取りたいと考えていた男性社員から相談を受けたりもして。子育てと仕事を両立する背中を見せることで、若手社員たちの見本になれたらいいですよね。

大谷 真生さんのプロフィール写真
大谷

片山さんの言う通り、「マネジメント職で1ヵ月育休を取れる」という事実は社内に良いインパクトを与えたかもしれません。

岡田 雅司さんのプロフィール写真
岡田

子育てをする社員に対し、さまざまな制度やコミュニティが開かれているのもパナソニックグループの魅力ですね。私はオンラインコミュニケーションツール内に設けられた社員による子育てコミュニティに参加しており、そこでお互いに情報交換をしたり、親同士でコミュニケーションをとったりしています。

大谷 真生さんのプロフィール写真
大谷

私の場合は、「ファミリーサポート休暇制度」に救われました。これは、家族の用事やトラブルがあったとき、有給とは別に年5日まで休暇を取得できる制度です。第2子が生まれて間もなく、長男が病気を患ってしまい急遽入院することに。家族の同伴が必須という状況で、上司に相談しました。相談した上司も迅速に対応してくれて、そこから有給をつなげる形で子どもに寄り添う時間を長く確保できました。

子どもに絵本を読み聞かせる大谷さん

片山 和哉さんのプロフィール写真
片山

我が家では会社を介したベビーシッター契約を活用しています。割安な値段でベビーシッターさんに子どもを預けられるのが本制度の特徴です。妻とリフレッシュする時間を作ったり、家事を行ったりと、時間に余裕を作ることができているので大変助かっていますね。

岡田 雅司さんのプロフィール写真
岡田

あと、在宅勤務に対しても寛容な職場であることは子育てする身として嬉しいところですね。育休からの復帰直後は業務の都合で子どもとの時間が減ってしまったのですが、そうしたら"パパ見知り"をするようになってしまって......。子どもとの時間も確保したい、一方で仕事も一生懸命取り組みたい。そういう思いの中で、最近は在宅勤務を増やすようにしており、時間の都合をつけつつ子育てや家事を妻と分担できるようになってきました。

大谷 真生さんのプロフィール写真
大谷

在宅勤務と出社を組み合わせられることは、本当にありがたいですよね。私の場合は、加えて「ホームオフィス制度」を利用しています。これは、自宅をオフィスと同じように扱い、通勤手当の代わりに、在宅勤務中に発生する通信費や電気代を一定金額まで補填するという制度で。自宅も含めた複数拠点で柔軟かつ心地よく働くことができるようになりました。

未来の父、そして未来のパナソニックグループの仲間へ

子どもを抱っこする片山さん

岡田 雅司さんのプロフィール写真
岡田

私は就職先を探す条件として、育休制度の取りやすさには全く注目していませんでした。しかし、実際に育児を経験してみると、制度や周囲のサポートがいかに重要かがわかりました。育休期間は「育児はこんなにも大変なのか」と痛感する毎日でしたが、子どもと過ごす時間はかけがえのないもの。

もちろん自身の専門性を高めたり、キャリアアップしたりといった目標を見据えながら就職活動に臨むことも重要です。しかし、中長期的なライフステージの変化を考えて、育休取得のしやすさといった部分も注目しながら企業を選ぶのも良いと思います。

片山 和哉さんのプロフィール写真
片山

私も岡田さんと同じく、経験してみてわかった育児のおもしろさと大変さを噛み締めています。育児をしながら働くということは、本当に大変です。夫婦で互いにフォローし合いながら育児をしていくことはもちろんですが、私個人としては、「両親や友だちなど、いざというときに頼れる人」、「生活を効率化させるサービスの利用」、そして「会社の制度の活用」という3本の柱を立てることで、ようやく両立が叶うと感じました。パナソニックグループは、そういった観点でも子育てと仕事を両立しやすい会社だと思います。

大谷 真生さんのプロフィール写真
大谷

これまでの自身の経験を振り返って改めて伝えたいのは、パナソニックグループの育休制度はすでにカルチャーとして浸透しており、また周囲の協力を受けられる環境がある、ということです。

一度きりの人生、後悔のないよう過ごせる会社を選んでいただきたい、とも感じています。仕事のほかにも、人生にはたくさんの分岐点や乗り越える壁があります。子育てもそのひとつですし、介護などもその一部ですね。仕事でもプライベートでも、自分らしい道を歩める会社だと思います。

*所属・内容等は取材当時のものです。

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