パナソニックの人 森下 翔平

仕事場と森下 翔平さん

より良いものをつくり続けるための
しくみをつくりたい。

生産技術 森下 翔平

建築現場や工場の組み立て工程などで使用する充電式電動工具をつくっている、エナジーシステム事業部 パワーツールストラテジック・ビジネス・ユニット。その設計部門の業務を見直し、円滑化を図るのが森下翔平の仕事だ。「私の仕事は大きく分けて2つあります。ひとつは『業務基準の見直し』です。部門内のすべてに関わる基準や所属部署の業務基準について、実情に即しているかを検証して改廃を行い、後戻りのない商品開発フローを実現しています。ひと言で言えば、仕事のムダをなくしていく仕事です」。

製品に触れながら話す森下 翔平さん

「もうひとつは『品質マニュアルの明確化』です」。彼の部門が取り扱うさまざまな電動工具が市場に出るまで、その品質を担保するための目標設定の根拠や品質評価方法などを、ベテラン社員の知識や経験に頼っていることがある。そんな、いわば言語化されていないものを文章としてまとめることで、誰もが同じ基準で評価を行えるようにし、開発時のトラブルの減少に貢献している。「それまで人の頭のなかにしかなかったものを言葉にしてまとめる。特別な人だけが分かる感覚ではなく、誰にでも分かるものにすることは簡単ではありません。商品開発の過程で、どんな項目の試験をして品質を評価しているのか。いろんな方に話を伺って、マニュアルにまとめています」。

笑顔の森下 翔平さん

入社時は経験にないことの連続で、戸惑ってばかりだった。「入社してからいろんな課題に直面したのですが、上司に相談したらすぐに的確なアドバイスをいただけて。そうやって少しずつ知識やスキル、課題解決力を身に付けていきました。こんなところもパナソニックの魅力だと思います。自分の仕事は、そんな職場の雰囲気をさらに良くしたり、より良い商品を開発してもらいやすいしくみづくりに関わっている。いわば縁の下の力持ちとして事業に携われることに、とてもやりがいを感じています」。

PCに向かう森下 翔平

パナソニックへ転職を決めた理由。それは家から近く通いやすかったこと、正社員としての募集であったこと、そして面接の担当者がこれまで言いづらかった不安や要望なども聞いてくれたことだった。入社して何ができるか分からなかったが、とりあえずやってみて、合わなかったらやめればいい。入社前はそんな風に思っていた。でも、今はこう思う。「パナソニックに必要不可欠な人間になりたいんです。ここは自分を成長させてくれる場所。もっといろいろな仕事を経験し、そこで得た知識やスキルで、何か課題を抱えている人がいたら、すぐにアドバイスができるようなそんな人間になりたいですね」。

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