パナソニックの#はたらくってなんだろう 仕事、子育て、私たちが選んだ“自分らしい”働き方【産休・育休取得者座談会】

竹久さん、渡邉さん、丸山さんの写真

パナソニックグループには、子育てと仕事の両立をサポートするさまざまな制度が用意されています。そのなかで、いま子どもを育てながら働いている方々は、どんな道を歩んできたのでしょうか。技術系職種の3名に、妊娠・出産時の働き方や復帰後のキャリア、職場での工夫を伺いました。

2023年02月

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プロフィール

  • 竹久 綾音

    パナソニック ハウジングソリューション株式会社
    同志社大学大学院 生命医科学研究科 医情報コース修了

    2017年入社。以来、マイクロバブルを用いた水質改善の研究開発に取り組む。10ヶ月の子どもがいる。取材時は、職場復帰を果たしたばかりのタイミング。

    竹久 綾音さんのプロフィール写真
  • 渡邉 李歩子

    パナソニック インダストリー株式会社
    京都大学大学院 工学研究科修了

    2013年入社。電子材料事業部 郡山工場にて電子機器用の基板材料の加工技術・量産移行を担当したのち、同事業部 門真にて同じく電子機器用の基板材料の設計に取り組む。5歳と1歳の子どもがいる。

    渡邉 李歩子さんのプロフィール写真
  • 丸山 亜矢子

    パナソニック ホールディングス株式会社
    京都大学大学院 工学研究科修了

    2007年入社。夫の北米赴任に帯同するため2016年に退職するも、2018年の帰国に合わせ、社員再就職制度にて再入社。現在は広報・人材育成など、AI事業加速を目指した幅広い活動に携わる。8歳と5歳の子どもがいる。

    丸山 亜矢子さんのプロフィール写真

目次

  1. 産休・育休時の葛藤。でも、仕事も子育てもがんばりたい
  2. 子育てと仕事の両立は、チームや家族との「連携」がカギ
  3. 少し仕事を離れても、それまでの「信頼貯金」はゼロにならない

産休・育休時の葛藤。でも、仕事も子育てもがんばりたい

左から、5歳の息子さん、1歳の娘さん、渡邉さん

丸山 亜矢子さんのプロフィール写真
丸山

私は第一子のときに1年半の産休・育休を取得しましたが、キャリアについては、そこまで深く考えていなかったです。子どもは授かりものですので、考えても結局なるようにしかならないですし......。当時所属していた研究所では仕事と子育てを両立している方が多かったので、良くも悪くも、大変なことだという実感が薄かったような気がします。

渡邉 李歩子さんのプロフィール写真
渡邉

私もそうですね。昇格前に子どもを授かり、キャリアのことはあまり深く考えていませんでした。第一子では9ヶ月、第二子では1年の産休・育休を取得して、第一子の育休復帰後、第二子の産休に入るまでの間に昇格候補者向け研修を受けています。日々の仕事と研修、育児の両立はなかなかハードでしたが、仕事と子育てのどちらもできるのは、私にとってかけがえのない経験だと感じていますね。

竹久 綾音さんのプロフィール写真
竹久

私は昇格候補者向け研修の大変さを周りの先輩方から聞いていたので、産休前に研修だけは受けておきました。でも、これから子育てをしながら昇格試験の準備ができるかは少し不安はあります。ただ、昇格試験の在り方は、社員の負担が減るように事業会社ごとに見直されているようなので、希望が持てます。

渡邉 李歩子さんのプロフィール写真
渡邉

私は妊娠してから安定期に入るまでの体調が安定しなかったため、通常業務もなかなか大変でした。メンバーにたくさん助けてもらったけれど、担当していたテーマを仕上げられないまま産休に入ることになって、葛藤は多かったです。私の部署は、一人ひとつのテーマを任されているので、他の人に引き継ぐにも限界があったんですよね。

竹久 綾音さんのプロフィール写真
竹久

私の場合はチームでひとつの製品を作っているから、自分が抜けても残りの作業が共有できる分、渡邉さんほどの葛藤はなかったように思います。開発期間も長いから、復帰後もほぼ同じ仕事に戻れました。

渡邉 李歩子さんのプロフィール写真
渡邉

それはいいですね!私の部署の場合、お客さまの状況が変わることもあるので、産休前に担当していたテーマが復帰後に変わることもあるんです。妊娠中は身体が思うように動かないし、育休明けは時短勤務で時間が限られているし、やれることをやれるだけやりきるしかないとわかってはいても悩ましかったですね。

丸山 亜矢子さんのプロフィール写真
丸山

私も自分のテーマを初めて持ったタイミングで産休に入ったので、いろいろともどかしかったです。ただ思い返すと、周りを見る余裕もなかったんですよね......。育休で一度職場を離れて冷静になる機会を得られたことは、結果的にプラスだったといえます。

渡邉 李歩子さんのプロフィール写真
渡邉

たしかに。産休・育休って、仕事と客観的に向き合う機会にもなりますよね。それから、仕事と育児をポジティブに考えると、時間の制限があるからこそ「限られた時間でいかにアウトプットを最大化するか」という発想が強まったと思います。人生1度きりで、仕事子育ても頑張りたいから、何事にもより一層工夫するようになりました。これは子育てを経験しているからこそ、強く感じることです。

子育てと仕事の両立は、チームや家族との「連携」がカギ

10ヶ月の息子さんを抱っこする竹久さん

丸山 亜矢子さんのプロフィール写真
丸山

第一子のときは社宅に住んでいて、社宅の敷地内にある保育所「パナソニックキッズハウス」に子どもを預けて復帰しました。離れる寂しさもありつつ、復帰するまで子どもと1対1の生活が続いていたので、戻るときは「大人とついに喋れる!」って(笑)。

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渡邉

わかります(笑)。育休明けで初めて出社した日、すごく晴れ晴れとした気持ちになりました。待っていてくれる場所があるって、いいですよね。

竹久 綾音さんのプロフィール写真
竹久

私は5日前に1年2ヶ月の産休・育休から復帰したばかりなので、仕事と育児の両立ができるか不安です......。「子どもの体調不良で突発的に休むことも多いんだろうな」とか「周りに負担をかけちゃったら申し訳ない」とか、考えちゃいますね。おふたりはどうでしたか?

丸山 亜矢子さんのプロフィール写真
丸山

子どもが熱を出して保育園から連絡があったときは、そのタイミングで夫か私の動ける方が調整しています。ただ、本当にどうしても都合がつかないときは、実家に頼ることもありました。

渡邉 李歩子さんのプロフィール写真
渡邉

いまは在宅勤務も活用できるようになってきたから、子どもが保育園に預けられないときでも看病しながら少しは仕事が進められるようになって、ずいぶん両立しやすくなったと思いますね。

竹久 綾音さんのプロフィール写真
竹久

私もそう思います。私は在宅勤務と出社を組み合わせたフルタイム復帰なんですが、1時間単位で有給が取れるのもありがたいと感じていて。先日は、さっそく朝の送りで1時間ほど活用しました。

丸山 亜矢子さんのプロフィール写真
丸山

私は仕事のきりのいいところで子どもの送り迎えを済ませて、また仕事に戻るという働き方ができています。私の課はメンバーが大阪と東京の2拠点にいるということもあって、働き方の自由度が高いんです。その代わり、メンバー間で連絡をオンラインで密にとり、「参観」「送り迎え」などのプライベートの予定もスケジュールに入れてチームメンバーに共有しています。予定があらかじめ見えている方が、お互い仕事がしやすいですしね。

渡邉 李歩子さんのプロフィール写真
渡邉

チームメンバーとの連携はほんとうに重要ですよね。ほかに産後難しく感じていることを挙げるなら、海外で仕事をすることかな。家族のことも考えると、そこはやっぱりハードルが上がってしまいますね。

丸山 亜矢子さんのプロフィール写真
丸山

そうですね。でも、パナソニックグループは子育て中の社員に対しても、良い意味で容赦ない会社だなと思います。第二子がまだ1歳のときに、1週間の海外視察の機会を頂いたことがあります。ハードルが高いのは事実ですが、「小さい子がいるから無理」と決めつけず、メンバーの成長を考えて背中を押してくれるのは嬉しいですよね。

少し仕事を離れても、それまでの「信頼貯金」はゼロにならない

自宅でリモートワーク中の丸山さん

丸山 亜矢子さんのプロフィール写真
丸山

私は産休・育休だけでなく一度退職もしているので、仕事を離れている期間が長いんですが、変わらず責任ある仕事を任せていただいている実感があります。現場を離れても、それまでの信頼貯金がゼロになるわけではないですし、前向きに取り組むことが評価につながる。そう思えるのは大きいですね。

それに、在宅勤務の浸透によってで、時間や場所の制約から少し自由になりましたよね。女性に限らず、子育てや介護など、時間の制約で何かを諦めてきた人が挑戦しやすくなって、これからもっともっと、面白いことが起きるんじゃないかとわくわくしています。

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竹久

あとは、自分に近いロールモデルがもっとたくさんいたら、産休・育休前後の活動イメージが具体的に湧いて心強いなと思いますね。似た悩みを持っている人とも連帯して、いい解決策を見つけていきたいです。

丸山 亜矢子さんのプロフィール写真
丸山

それならぜひ「Working Parents Net」へ!子育て中の社員が事業会社の枠を超えて300人も集まっている有志の団体で、子育て関連の話から、働き方に関する深い議論までいろいろと相談できるので、私もとてもお世話になっています。毎月オンラインのランチ会があるので、良いつながりができると思いますよ!

渡邉 李歩子さんのプロフィール写真
渡邉

そんなグループがあるんだ!知らなかった......!

竹久 綾音さんのプロフィール写真
竹久

すごく良さそうですね、見てみます! 子どもがいる・いないにかかわらず、誰もがやりたいことを諦めない空気感を大事にしていきたいですよね。そのためにも、職場では雑談などを通じて、自分の考えや方向性を周囲に話したほうがいいんだろうなって思います。

渡邉 李歩子さんのプロフィール写真
渡邉

そうですね。自分がやりたいことは、周りにも知ってもらっていたほうがいい。社内公募みたいに、やりたい人がやりたい仕事に手を挙げられる制度もどんどん整ってきていますからね。

丸山 亜矢子さんのプロフィール写真
丸山

「キャリア」って、「会社や社会をこう変えたい」という想いを形にしていく中で、周囲からいただく評価が積み重なった「結果」だと思うんです。そう考えると、パナソニックグループは、いろいろな「あれやりたい」「こうしたい」という想いに応えてくれる会社だと思います。子どもに胸を張って仕事を語れるよう、引き続き自分の想いを追求してキャリアを積んでいきたいですね。

*所属・内容等は取材当時のものです。

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