「いい今日と、いい未来を電気設備から。」をスローガンに、安全・安心かつ快適なくらしの空間の創造を目指す当社。これまでに培ってきたモノの強みを活かし次代のサービス開発を担う組織で、まだ世に無いイノベーティブな価値を生みだしてください。
2023年01月
プロフィール
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青木 勇太
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社 エナジーシステム事業部 くらし空間イノベーションセンター モバカンマーケティングリーダー
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小久保 隆弘
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社 エナジーシステム事業部 くらし空間イノベーションセンター モバカンサービス統括
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井上 祐一
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社 エナジーシステム事業部 くらし空間イノベーションセンター サービス事業企画統括
コト売りに特化する新組織が生み出した「モノの強みを活かした新サービス」
くらし空間イノベーションセンターとは...
配電・情報インフラの開発ならびに販売によって住宅・非住宅領域における快適なくらしの創造を目指すエナジーシステム事業部内の一部署。モノでなくコト売りによる新たなサービス開発を担う部署として2020年に新設。
『モバカン』とは...
マンションインターホンやモバイル端末と連動した様々なサービスによってマンション管理の効率化・省人化を実現するIoT化サービス。国内シェア50%を誇るマンションインターホン、全国への拡販を可能にする販売体制をベースに開発が進められ、2022年10月に本提供開始予定。くらし空間イノベーションセンターがリリースするDXサービスの第二弾となる。
圧倒的シェアを誇るマンションインターホンの活用で業界の課題解決に挑む
僕が自己希望による異動でくらし空間イノベーションセンターにやって来て『モバカン』にジョインしたのが2021年8月。その頃からメンバーが徐々に増えていきましたね。
現在は開発を依頼している社外メンバーに加えて、社内メンバーは10名ほどになりましたね。2021年11月に開発決裁が下りて以降は、開発と企画、営業、CSが一体となり、是々非々で必要な機能の絞り込みや優先順位付けしながらアジャイル開発を進めていきました。そして6月に晴れてプレスリリースをしてから今に至るまで、青木さんが宣教師のように『モバカン』の普及活動を推進してくれているわけです(笑)
「パナソニックらしくない人材」が支えるくらし空間イノベーションセンター
僕のミッションは『モバカン』をどう売っていくのかをゼロから考えること。例えば、物販営業のコネクションを活かした地上戦に対して空中戦はどうするかといった全方位のマーケティング・セールスプラン立案、プレマーケティング、コンバージョンレート分析から改善点の見極めなど、実行とアップデートをひたすら繰り返していますね。
くらし空間イノベーションセンターは新しい組織で集結したメンバーのキャリアも専門領域もバラバラなんですが、本当にみんな志が高いんですよね。『モバカン』メンバーも下は30歳、上は40歳ちょっとくらいで一定の経験もあってパワーもあり余っていてという人ばかりです。
私は2022年4月にキャリア入社でジョインしたばかりなんですが、皆さんめちゃくちゃ活き活きしていて主体的で正直驚かされました。スタートアップ畑からやって来た自分としてはパナソニックって堅くて、物事の進み方も遅いんだろうなという変な先入観もありましたがいい意味で予想を裏切られた感じです。何だかベンチャー的な気風を感じるんですよね。
まだ見ぬ新たな価値提供を通じてお客様、そして社会に貢献していきたい
『モバカン』に続く新たなサービス企画のリーダーとして見据えているのは、『モバカン』とのシナジーを生むようなマンション住民向けサービスです。『モバカン』は不動産管理会社向けサービスですので、例えば「住人向けサービス」としてのシェアサービスや、住人と地域を一つの集合とみて「地域活性化と住人満足度向上につながるメディア事業などを具現化していきたいと考えているところです。その実現のためにパナソニックというブランド力はスタートアップ出身の自分からすればものすごく大きな資産なんですよね。挑戦できるビジネスのスケールも非常に大きいですし。社会課題解決に繋がるような新しいソリューションを生み出していこうという気概や成長したいという強い思いをすべてのメンバーから感じています。
くらし空間イノベーションセンターでは全ての仕組みやシステムから効率化・運用までを全て自分たちで考えて、生み出した新たな価値をそのまま売れるわけです。まだ世の中にない価値を創出して、見える化して伝えたいという思いでこの部署にやってきた自分としては、非常に面白みを感じていますね。
「お客様に対して正直になれる」ところがくらし空間イノベーションセンターのいいところだと思っています。お客様の声に耳を傾けて、実直かつフレキシブルに動いて、期待以上のサービスを提供できなければビジネスとして成立しないわけですから。一度決まったことでもお客様に受け入れられなければ柔軟にピボットしますし、物事を進めるスピードもかなり意識していますね。
出典:リクナビネクスト・2022年8月発行より転載
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*所属・内容等は取材当時のものです。
「我々の強みであるマンションインターホンを軸に、その多様な機能を活かしたサービスを生み出せないか」。それが『モバカン』へと繋がる最初の着想でした。日頃、物販でお付き合いのあるマンション管理会社様を足しげく訪問し、お困り事のヒアリングを重ねるうちに「マンション管理人材の不足」が業界全体で大きな課題であることがわかったんです。だとすれば、どの住戸にも必ず設置されているインターホンを活用すればマンション管理の省人化に役立てることができて社会課題にマッチするのではと考え、その後幾多のヒアリングを経てプロトタイプを作成し展示会に臨みました。そこで約9割のお客様から色良い反応をいただき事業化へと進み出すわけですが、ここまでは自分ひとりだけの孤独な道のりでしたね(笑)