パナソニックの#はたらくってなんだろう 仕事の楽しさ・難しさを知れるBUSINESS WORKSHOP。「あのとき学んだことが、いまの業務に活きている」

加藤英亜さんと前原晏梨さんと田中萌さん

「仕事の楽しさ・難しさ」を学び、感じてもらいたい。そんな想いでパナソニックグループではBUSINESS WORKSHOPを開催しています。今回は、BUSINESS WORKSHOPを経験してパナソニックグループに入社した社員の話を聞きました。

2022年09月

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プロフィール

  • 人事担当:加藤英亜(かとう・ひでつぐ)

    パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社
    立命館大学 経営学部 経営学科卒業
    人材系の会社を経て2022年にキャリア入社。その後、新卒採用を担当。

    加藤英亜さんのプロフィール写真
  • ワークショップ経験者:前原晏梨(まえはら・あんり)

    パナソニック コネクト株式会社
    東京大学大学院 人文社会系研究科卒業
    大学院では美術史学を研究。また、人文系の学問への興味から、その楽しさを中高生に広めるための学生団体を立ち上げ、人文系学問の認知や理解を広げる活動を現在も続けている。入社から現在まで、リモートカメラのプロモーションを担当。

    前原晏梨さんのプロフィール写真
  • ワークショップ経験者:田中萌(たなか・もえ)

    パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社
    一橋大学 商学部 商学科卒業
    学生時代は体育会テニス部に所属。ゼミでは「消費者行動論」を学び、人の行動を変えるきっかけに「ことば」や「風潮」があることに興味を持つ。また、ゼミ活動の中で「日本のハロウィン文化」に関する本を出版した。入社から現在まで、カーメーカーのBtoB営業を担当。

    田中萌さんのプロフィール写真

最初はどんな些細な「きっかけ」でも大丈夫

前原晏梨さんのプロフィール写真
前原

田中さん、お久しぶりです!

田中萌さんのプロフィール写真
田中

久しぶり~!いつかの飲み会以来かな?

加藤英亜さんのプロフィール写真
加藤

おふたりは同期なんですよね。

前原晏梨さんのプロフィール写真
前原

そうなんです。拠点が違ってなかなか会えないから、こういう機会で顔が見られてうれしいです!

加藤英亜さんのプロフィール写真
加藤

おふたりはBUSINESS WORKSHOPに参加したんですよね。応募のきっかけは何だったんですか?

田中萌さんのプロフィール写真
田中

私は志望業界をなかなか絞れずにいたから、いろいろなインターンシップやワークショップに参加していたんです。パナソニックグループに出会ったのは、学内で開催された会社説明会。幅広い事業領域や技術領域を説明していただいたあとで、そうした事業や技術をかけ合わせて新しい価値を生むのが「クロスバリューイノベーション」だと聞き、すごく面白そうだと思ってBUSINESS WORKSHOPに応募しました。

前原晏梨さんのプロフィール写真
前原

私はメーカー・リサーチ系の業界で、マーケティングや海外で働ける職種を志望していました。でも、最初は家電のイメージが強すぎて、パナソニックグループは候補に入っていなかったんです。ただ、ワークショップの内容が面白そうだったことや、パナソニックグループが実際どんな会社なのかよく知らなかったから......競合他社も含めて自分の目で見て確かめてみたいと思い、ワークショップへの参加を決めました。

大企業のダイナミズムや事業領域の広さを、肌で感じた

加藤英亜さんのプロフィール写真
加藤

おふたりは別々の時期にワークショップに参加されていましたよね。簡単に内容を振り返っていただけますか。

前原晏梨さんのプロフィール写真
前原

私は夏に参加して、5日間でパナソニックグループ全体が扱っている商材を通して、架空の都市がもつ課題のソリューションを考えました。まずは既存商品に基づいて、できそうなことをブレスト。次にメンターさんから「パナソニックがやる意味は?」「この企画で社会貢献ができるか?」などと足りていない視点を加えてもらい、コストなども踏まえてブラッシュアップしていきます。大企業だからこそ、自分たちだけでなく、多くの関連会社や社会のすべてがWin-Win-Winになる企画を考えていかなければいけません。そうした責任やダイナミズムを体感できました。

田中萌さんのプロフィール写真
田中

私は3年生の2月に参加しました。「スマートシティ」というテーマで、パナソニックグループに何ができるかを検討していく2日間でした。たとえば、建物にパナソニックグループの照明や曲がるディスプレイを採用したり、公共交通機関に自動運転を取り入れたり......でも、前原さんのグループみたいに地に足の着いた議論まではいかなかったですね。意見はたくさん出たけれど、まとまりきらなかった記憶です。

加藤英亜さんのプロフィール写真
加藤

実は、おふたりの時は、開催時期によってBUSINESS WORKSHOPの目的・ゴールが異なりました。5日間の前原さんのときは、ひとつの商材をユーザーやクライアント、損益といった多角的な視点で見てみてほしかったんです。一方で田中さんのときは、限られた時間でどれだけチームワークを発揮し、最大化できるかがポイントでした。しかし、ここ数年はオンラインでのワークショップが増えたことから、学生さんもたくさんのワークショップに参加するようになり、より気軽に参加してもらえるように 2日間ほどのワークショップを実施しています。短期間で集中してパナソニックグループの事業を体験できる内容です。ワークショップの日数やテーマは学生さんのことを考えながら設計し、日々進化しています。

田中萌さんのプロフィール写真
田中

私の参加した2日間のタイプが主流になるのですね。私の時は、パナソニックグループの事業って本当に幅広くて、言葉ではたやすく「クロスバリューイノベーション」と言えるけれど、膨大な技術を的確に組み合わせていくには、相応の知識が必要だなと痛感しました。当時は「つくりたい!」という思いばかりが先行していたけれど、深い事業理解や現実的なプランニングが欠かせない。それを早い段階で学べてよかったです。

前原晏梨さんのプロフィール写真
前原

WebサイトやIR資料を見て理解した気になっていたけど、実際にビジネスの視点で見つめ直してみると、全然わかってなかったなって思いますよね......。

田中萌さんのプロフィール写真
田中

そうなんだよね。あとよく覚えてるのは、最終日のプレゼンで勝ったグループに、パナソニック製品の賞品がもらえたこと(笑)。かわいい電動歯ブラシでうれしかったな。

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前原

えっ!私はひげそりだったから父親にあげたよ(笑)。

加藤英亜さんのプロフィール写真
加藤

おふたりとも、パナソニックグループの事業について理解が深まったり、ビジネス視点を培ったり、ワークショップをきっかけにさまざまなことを吸収してくださったんですね。自分自身がどんな関心を持っているのか、パナソニックグループとどんなところがフィットするかなどを確認してもらうのがワークショップの意義のひとつです。そのうえで、BUSINESS WORKSHOPでは、社会人との接点を通じて、パナソニックグループの社風を知っていただきつつ、自己理解を深めることと職種理解を通じて、「自分に合っている仕事」を見つけるキッカケにしてほしいと思って開催しています。

前原晏梨さんのプロフィール写真
前原

参加者のなかには、私みたいにまだ志望職種を絞れていない人もいれば、明確にマーケティングがやりたいと考えている人もいました。ワークではさまざまな職種の立場に立って考えを巡らせてみるので、職種理解にもつながったと感じます。

田中萌さんのプロフィール写真
田中

社員さんたちも、とても丁寧にサポートしてくださって。私は、ずっとグループに付き添っていたメンターさんから「いま何の議論をしているのかよく考えた上で、発言するとより質の高い議論ができるよ」と言われたんです。私のことをよく見たうえで、アドバイスをしてくださったことに愛を感じました。翌日に気を付けながら話をしていたら「意識してくれているのが伝わってくるよ。さすがだね」とも言ってくれて......いろいろな挑戦ができる事業領域の広さも魅力的だったけれど、そういう"心からの本気のフィードバック"にも強く惹かれました。

ワークショップでの経験は、確かに"いま"につながっている

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加藤

入社して3年、いまはどんなお仕事をしていますか?

前原晏梨さんのプロフィール写真
前原

入社してからいままでずっと、リモートカメラのプロモーションを担当しています。それぞれに最適なPRプランを考えて、広告や展示会をつくったり、SNSを運用したり、方法は多種多様ですね。学生時代は美術史を学んでいたので、扱うのはアートだったけれど、いま取り組んでいることも根本的には同じだと思うんです。誰かがつくったよいものを、求めている人にどうやって届けていくか? ものと人をつなぐブリッジの役割を果たしたいと考えて就活をしていたから、いままさに理想の仕事ができていると感じます。PRコンテンツが狙っていた顧客層に的確に届いたり、自分がつくった資料で現地の営業の方が商談をまとめてくれているのを見たりすると、達成感は大きいです。

田中萌さんのプロフィール写真
田中

私は自動車メーカーに対して、車載部品を販売するBtoB営業をしています。パナソニックグループがつくった部品を先方の車に組み込んでもらうので、ただ既存商品を売るのではなく、商品の作り込みから一緒にやっていくんですね。先方のニーズを汲みつつ、いまだったら半導体不足なんかの社会情勢も踏まえながら、プロジェクトの旗振り役を務めます。3つの部品をメインに担当しており、販売規模も大きく大変責任のあるビジネスです。それでいて、やることは地道なことも多いです。設計の打ち合わせに入って議事録をつくったりしているうちに、樹脂について詳しくなっていきました。

前原晏梨さんのプロフィール写真
前原

技術系の知識が身につくのは、パナソニックグループあるあるかも。私も仕様がわかっていないとPRができないから、光学やモーターの話は切り離せません。

田中萌さんのプロフィール写真
田中

でも、私たちみたいに理系の素養がまったくない社員に対しても、周りがちゃんとフォローしてくれますよね。「最初はわからなくて当たり前」と周囲は思ってくれていて、「知識がなくて恥ずかしい」と気にしていたのは自分だけでした。先輩たちがそうやって優しくフォローしてくださったので、私も後輩ができたら優しくフォローしたいです。

前原晏梨さんのプロフィール写真
前原

勉強して、経験して、覚えていくしかないですからね。ほかに学んだことといえば、私たちが販売するのは形あるものばかりではない、ということ。「ソリューション」といってもソリューションというモノがあるんじゃなくて、いろいろな技術やサービスを組み合わせてひとつの「ソリューション」なんですよね。ワークショップでも、グループ全体の商品やサービスを見渡したときに、そんな感覚を味わえていたんです。あの経験がいまの仕事とつながって、理解を深めてくれた気がします。

田中萌さんのプロフィール写真
田中

ワークショップで経験したことって、いまの仕事と関連してきますよね。私は最近、お客さまから「パナソニックグループには、家電や住宅の視点を生かしたアプローチを期待しているよ」って言われたんです。それってまさにクロスイノベーションだなって......お客さまが期待してくださることと、私がワークショップのときパナソニックグループに期待していたことがつながった瞬間でした。

前原晏梨さんのプロフィール写真
前原

とっても素敵ですね!自分の興味が固まりきっていない人こそ、パナソニックグループのワークショップに参加するといいんじゃないでしょうか。きっと、面白そうな職種や商品、尊敬できる先輩やこれまで気づかなかった自分の価値観にも出会えます。そして、いつかパナソニックグループに入社したら、きっとその経験を生かしながら仕事ができると思います。

*記事の内容は取材当時のものです。

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