パナソニックの#はたらくってなんだろう 水、空気と並ぶ電池エネルギーで世の中に貢献する使命。

笑顔で話す長崎 顕さん

電池事業を通じて世界の環境課題の解決を支え、加速させるパナソニック エナジー。「幸せの追求と持続可能な環境が矛盾なく調和した社会の実現。」をミッションに掲げる当社で、電池エネルギーで世界へ貢献する比類なきやりがいを感じてください。

2022年09月

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プロフィール

  • 長崎 顕

    パナソニック エナジー株式会社 セル開発統括本部 本部長

    長崎 顕さんのプロフィール写真

電池エネルギーによって、車載・非車載領域のあらゆる課題を解決していく

2022年4月に新たな事業会社として発足したパナソニック エナジー株式会社は電池を中心としたエナジー事業で、様々な社会課題の解決を図っています。その中で売上の約3分の2を占め、幅広い用途で使用されているのが、リチウムイオン電池を中心とした二次電池です。私が本部長を務めるセル開発統括本部では車載・非車載の領域を問わず一つひとつの単体の電池、つまりセルの設計や材料開発、生産設備開発といった多様な機能とメンバーが結集し、スピード感を伴った商品開発実現を目指しています。

車載領域では外径約46ミリの大径円筒形セル「4680」においてさらなる貢献領域の拡大を念頭に、強みである安全面の優位性を活かした開発・提案を推進しています。また、非車載領域ではセルを複数組み込むための回路・ソフト・機構の設計開発といったシステム開発との連携で、データセンターなどにおける蓄電システムのトータル提案や、健康意識の高まりを背景に欧米で市場拡大が続く電動自転車向け電池パックの開発・提案に力を入れています。

「さらなる安全性向上の追求」と「世の中の変化への柔軟な対応」を両輪に

車載・非車載を問わず、私たちの根幹をなすのは「安全」「安心」というキーワードです。電池の高容量化が加速する中にあってもいたずらにコストや機能を優先することなく、これまで育み培ってきた高い技術による安全性とそれに伴う安心を提供し続けたいという強い思いがあります。そのためには、安全性や信頼性に対する認識を同じくするお客様とパートナーシップを築いていくこと、そして安全性向上とコストダウンをトレードオフにすることのない開発を推し進めていくことが必要です。

そういった意味で、多様なメンバーによる闊達な議論や相互の知見活用を可能にする現在の開発環境は、私たちのポリシーの具現化に直結し、世の中の変化に対して柔軟に対応し得るものであるという確信を持っています。環境負荷を軽減し、人々の暮らしをより便利に快適に変えていく電動化は今後ますます加速していきますし、当社の事業が拡大し続けていくことは疑う余地もありません。私たちはお客様や世の中からの大きな期待により一層応えていくために、新たな人材の力が不可欠だと考えています。

変化し続ける電池開発の現場。必ず活きる「他業界・他職種の経験」

これから迎え入れる人材には、ご自身の拠り所となる専門性とスキル、そしてチャレンジ精神を持ち合わせていただきたいと思っています。世界最大のEVベンチャーであるテスラ社をはじめとした多様なお客様との関わりの中で高い目標に果敢に挑むカルチャーに接し、私たちの組織も大きく変化してきました。端的に言えば「一人ひとりの果敢な挑戦を尊ぶ風土」が形づくられ、そうした人材が活躍できるチャンスが飛躍的に増加したという実感があります。

さらに、これまで電池開発に縁遠いと思われていた実務経験をお持ちの方の活躍領域も確実に広がっていると思います。電池開発といえば度重なるすり合わせ、トライ&エラーの集積を経てようやく商品化に辿り着くというイメージがあるかもしれませんが、私たちはシミュレーションの活用や機械学習の導入による短期間の開発を積極的に推進しています。たとえばシステム開発の実務経験をお持ちの方であれば、生産設備の自動化や電池開発におけるシミュレーション、画像処理等の解析技術、極板を作るプロセス等において、その力をおおいに発揮できるということをぜひ知っていただきたいですね。

未来志向の視点を携え、世界に貢献するやりがいをともに感じたい

これからも電池開発を通じて世界の電動化を支えるという私たちの使命に変わりはありません。しかし、私自身はただこのまま電池を作り続ければいいとは思っていないんです。実際、電動化によってCO2排出削減を実現できる一方で、現状では電池を作る際には火力発電への依存は避けられないといった矛盾もはらんでいるわけです。ですから、当社が掲げるミッション「幸せの追求と持続可能な環境が矛盾なく調和した社会の実現。」を踏まえ、電池に限定することなくエネルギーの未来を考え、いかにマネジメントしていくかという未来志向の視点を常に持つことが必要だと考えています。

繰り返しになりますが、私たちの事業は世界中のお客様からの期待を背景にさらなる成長が見込まれています。ただ、それだけでなく、当社がエネルギーを軸に貢献できるフィールドは私たちが考える以上に大きく広がっている事実をぜひ知っていただきたいと思います。電池開発の経験がないとしても、水そして空気と並ぶ電池エネルギーで世界へ貢献するやりがいを実感したいという思いをお持ちの方には、ぜひ当社のドアをノックしていただきたいと強く願っています。

出典:リクナビネクスト・2022年7月発行より転載

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*所属・内容等は取材当時(2022年7月)のものです。

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