パナソニックの#はたらくってなんだろう 生活者に身近な製品を扱うからこそ得られる、技術者のやりがいとは

笑顔の朝田さんと小松さん

パナソニックグループの事業会社制移行に伴い、2022年4月に誕生したパナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社。映像や音響、通信技術を強みとし、テレビやレコーダー、デジタルカメラ、ヘッドホンやインターホン、などの商品を展開しています。同社の組織概要や事業の特徴に加え、昨今重要性を増すソフトウェア開発に携わる醍醐味について、人事総務部とソフト設計部の2人にお話を伺いました。

2023年07月

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プロフィール

  • 朝田 薫

    パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社 人事総務部 人材開発課 課長

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  • 小松 克巳

    パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社 スマートコミュニケーションビジネスユニット ソフト設計部 部長

    小松 克巳さんのプロフィール画像

目次

  1. 映像・音響・通信技術を強みに、くらしを彩る最終製品を開発する
  2. 職位や年次に関係なくフラットな会話ができるからこそ、アイデアが生まれる
  3. 世の中に新たな体験と価値を。重要性が増すソフトウェア開発の醍醐味
  4. 自分の仕事が、世の中に貢献していると実感できる

映像・音響・通信技術を強みに、くらしを彩る最終製品を開発する

笑顔の朝田さん

はじめに、パナソニック エンターテインメント&コミュニケーションの事業内容を教えてください。

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朝田

パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション(以下、PEAC)は、パナソニックグループの事業会社制移行に伴って、2022年4月に設立しました。社名にある通り、「エンターテインメント」と「コミュニケーション」を事業の軸としており、テレビやオーディオなどを扱う「ビジュアル・サウンド事業」、「LUMIX」シリーズなどのデジタルカメラを扱う「イメージング事業」、ヘッドホンや電話機、インターホンなどを手がける「スマートコミュニケーション事業」を展開しています。

当社のミッションは、「エンターテインメントとコミュニケーションの力で人々に新しい『感動と安らぎ』を提供する」というものです。このミッションを実現するため、既存製品の開発はもちろんのこと、強みである映像や音響、通信の技術を生かして、世の中に新たな感動と安らぎを提供できるよう、日々研究開発を進めています。

事業を通じて、貴社が世の中に提供したい価値はどのようなものでしょうか。

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朝田

当社ではよく「ライフテインメント」という言葉を使います。「ライフ」と「エンターテインメント」を掛け合わせた造語で、何気ない日常がワクワクする時間に変わったり、ホッと一息つけるような時間となったりするような、日々のくらしを豊かに彩る製品・サービスを提供し続けたいと考えています。

そのためにも、生活者の嗜好(しこう)の変化に敏感でいることは大切です。社会のトレンドをつぶさにキャッチしながら自社製品に生かしていく迅速な対応力は、当社の強みの一つといえるかもしれません。人生やくらしのひとときを、心の動く、価値ある時間にする。そんな製品を生み出すために、当社は今後も時代や社会を見つめながら、新しい挑戦を続けていきたいと考えています。

挑戦する組織であり続けるために、人事総務部として行っている取り組みがあれば教えてください。

朝田さんのプロフィール画像
朝田

お客様に感動と安らぎをお届けするためには、従業員自身がワクワクしながら、楽しんで仕事をすることが大切だと考えています。そのため、人事総務部としては、従業員が生き生きと効率的に働けるような、さまざまな取り組みを進めています。

例えば、フレックスタイム制や在宅勤務を導入したことで、従業員が自身のライフスタイルに合わせて効率的に働けるようになりました。また、隙間時間に知識やスキルを磨けるよう、オンライン学習プラットフォームを活用した学び放題のプログラムも全従業員に提供しています。

また、新しい製品・サービスを生み出すためには、小さな気づきの共有も含めた日頃のコミュニケーションがカギとなります。そこで、社内コミュニケーションの活性化につなげるべく、「サンクスカード」という取り組みも2022年秋ごろからスタートさせました。

これは、新しいことに積極的に挑戦するメンバーや、困っているときにサポートしてくれたメンバーなど、称賛やお礼を伝えたいときに、オンライン上で感謝の気持ちを贈り合う仕組みです。

この制度の導入により、誰が、どのような場面で、どのような活躍をしたのかの可視化につながりました。その結果、導入前と比べて社内のコミュニケーションが活発化しており、始まって半年ほどの取り組みですが、早速効果を実感しているところです。

職位や年次に関係なくフラットな会話ができるからこそ、アイデアが生まれる

笑顔の朝田さん、小松さん

貴社の組織文化についても教えていただけますか。

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朝田

風通しがよく、職位や年次に関係なくフラットなコミュニケーションがとれる組織文化があると感じます。このような風土が根付いている背景には、社長やビジネスユニット長などのトップマネジメント層が、現場の従業員と対話する機会を積極的に設けていることがあります。

当社ではそのような対話の機会を「ラウンドテーブル」と呼んでおり、社長と社員数人がじっくりと話し合える時間を定期的にセッティングしています。社長も「全社員と話をしたい」という気持ちでこの取り組みを続けており、時には人事総務部の私たちよりも従業員のことを詳しく知っているほどです。

PEACのいちメンバーとして、フランクにさまざまな話ができる点は、当社のよさであると自負しています。

貴社のメンバーに共通することや、求める人物像について教えてください。

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朝田

チャレンジ精神があり、自分の携わる商品群を日頃から愛用しているメンバーが多いように思います。例えば、オーディオの担当者には音楽鑑賞が好きな人が多く、日頃から音楽を聴いているからこそ、いちユーザーとしての気づきを自社製品へと生かすことができます。

求める人物像については、お客様によりよい製品・サービスを届けるため、失敗を恐れずに、高い目標に向かって前向きにチャレンジしていける方にぜひ来ていただけたらと思っています。当社には社員の挑戦を後押しするものとして、全社員が新規事業を提案できる制度があります。この制度を活用して、これまでに複数のプロジェクトが立ち上がり、愛玩用ロボット「NICOBO(ニコボ)」のような新しい商品が生み出されてきました。

自らのアイデアとこれまでの経験に加え、社内の制度も存分に活用しながら、広い視野で当社の新たな可能性を見つけてくださったらうれしいですね。

貴社の今後の展望についてお聞かせください。

朝田さんのプロフィール画像
朝田

当社は今後も映像や音響、通信などの技術を駆使しながら、世の中にはまだ存在しない新しい価値を生み出し、世界中にお届けしていきたいと考えています。

例えば、一昔前はスマートフォンのような薄く小さな端末で、電話やメッセージのやり取りだけでなく、生活に関わるあらゆることができるようになるとは、誰もが想像もしていなかったと思います。しかし、今ではスマートフォンが人々のくらしになくてはならない存在になっている。当社も、そういった全く新しい価値を持つ製品・サービスを生み出していきたいのです。

そのためにも、失敗を恐れずに挑戦を続ける、ベンチャーマインドを持った組織であらねばならないと思っています。当社のメンバーの誰もが自信を持ってさまざまなことに挑み、成長を実感しながら、お互いによい部分を褒め合える。そのような会社にしていきたいと考えています。

世の中に新たな体験と価値を。重要性が増すソフトウェア開発の醍醐味

笑顔で話す小松さん

小松さんの所属する、スマートコミュニケーションビジネスユニット(以下、スマートコミュニケーションBU)ならびにソフト設計部の概要を教えてください。

小松さんのプロフィール画像
小松

スマートコミュニケーションBUでは、無線・通信技術を生かし、「電話・ファクス」「ヘッドホン」、テレビドアホンなどの「インターカム」、ペットカメラ・ベビーカメラなどの「ホームネットワーク」の4領域で製品・サービスを展開しています。

スマートコミュニケーションBUの中にあるソフト設計部は、当領域のあらゆる製品のソフトウェア設計と開発を担う部署です。昨今、お客様に製品の価値を感じていただくためには、ハードウエアだけでなく、いかに質の高いユーザー体験を創出するソフトウェアを開発してお客様に価値をお届けできるかが非常に重要なポイントとなっています。

私たちはお客様の声や評価に耳を傾けながら、どのような製品が求められているのかを考え抜き、新しい価値や体験をつくり出せるような製品組み込み型のソフトウェアやスマートフォンアプリを開発しています。

ソフトウェア開発の重要性がより一層増している現状があるのですね。

小松さんのプロフィール画像
小松

そうですね。より多くのお客様に満足していただくためには、これからのメーカーは「人々のくらしに寄り添った製品」をつくっていく必要があると思います。

テレビドアホンを例にあげると、高齢者の一人暮らしが増えていることを受け、防災気象情報のアラートを出したり、見知らぬ来訪者に対してインターホン自体が一次取り次ぎをするメッセージ機能をつけたりと、人々のくらしの変化に合わせた製品改良を行っています。

アラートやメッセージ機能は、ソフトウェアがあるからこそ実現できます。社会の変化やこまかなニーズをくみ取った製品をつくるうえで、ソフトウェア開発の果たす役割は当社の製品においても非常に大きくなってきています。

貴社がソフトウェアを設計・開発において、大切にしていることを教えてください。

小松さんのプロフィール画像
小松

最も大切にしているのは、お客様第一で考えることです。商品開発では時にはいろいろな制約も伴うものですが、自分たちの都合でものごとを決めるのではなく、「お客様にとってよいものであるか」という点を基軸にしながら、日々開発と向き合っています。

お客様目線を持つために、メディアやSNSなどを通じて世の中のトレンドを押さえるのはもちろん、ECサイトや口コミサイトに書かれている製品への評価も参考にします。使いづらい点や満足いただけていない点などが書かれていた場合には、社内でも意見交換をしながら、次のソフトウェアップデートや新規開発の際に生かすようにしています。

そのような地道な取り組みも継続しながら、最初はお客様からの評価の低かった項目が徐々に評価が高まっていく経験をするのも、この仕事のやりがいにつながっていると思います。

自分の仕事が、世の中に貢献していると実感できる

笑顔の朝田さん、小松さん

やりがいを感じる瞬間についてお話しいただきましたが、貴社でソフトウェア開発に従事する醍醐味は、改めてどのような点にあると思いますか。

小松さんのプロフィール画像
小松

大きく2つあると思います。

1つ目が、新しい価値の創造に意欲的な風土があり、機能改善や新機能の追加などの提案がしやすい点です。

お客様の立場で考え、お客様の体験価値の向上につながる取り組みは、皆協力を惜しみません。よりよいものをつくり、世の中に送り出していきたいというマインドのある方にとっては、大きなやりがいを感じられる環境だと思います。

2つ目が、生活者に最も近い領域で事業を行っているため、お客様の反応をより身近に、リアルに感じられる点です。

ソフトウェアの設計・開発は、設計と評価の工程を積み重ねていくわけですが、努力や苦労の末に完成した最終製品が、店頭に並んでいるのを見たときの喜びは格別です。また、お客様センターに「こんなにいいものをつくってくれてありがとう」といった感想の声をいただけたときや、良い口コミや評価記事などが掲載されていたときも、次の開発への大きなモチベーションにつながります。

昨今、東アジアを中心とした海外メーカーの台頭には目を見張るものがあるように思います。そういった状況を、小松さんはどのように捉えていらっしゃいますか。

小松さんのプロフィール画像
小松

おっしゃる通り、海外メーカーの動向もよく見ておく必要があります。日本ではこの4、5年で家電のIoT化が進みましたが、韓国などではもっと以前 からインターネットにつながる家電製品をつくっており、お客様に提供する価値で負けないようにしなければなりません。

ヘッドホンやテレビなど、海外でも広く使われている製品については、海外メーカーの動向もよく把握、意識しながら、ソフトウェアの開発やアップデートを行っていくことが大切です。

ソフトウェア開発・設計のポジションにおいて、求める人物像を教えてください。

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小松

組み込みソフトウェアの開発経験やスキルがある方はもちろん、サーバーソフトウェア開発やAI開発などの専門分野や得意領域をお持ちの方にも、ぜひ当社で力を発揮していただけたらと思います。

また、当社には新規事業を検討、提案できる活動もあるので、ソフトウェアの開発経験に加えて、新規サービスなどの立ち上げに携わってきた経験のある方や今後挑戦してみたい方も歓迎です。きっとご活躍いただけると思います。

当社の掲げるミッションに共感し、ご自身の専門知識やスキルを生かして世の中によりよい製品を届けていきたいとお考えの方は、ぜひ当社で一緒に挑戦していきましょう。

出典:ビズリーチ 公募ページ「パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社」(2023年6月22日公開)より転載

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*所属・内容等は取材当時のものです。

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