パナソニックの#はたらくってなんだろう CREATIVE OJT インターンシップ「自分がどんなふうに個性を生かして働けるか、イメージできた」

太田さん、有馬さん、加治さんの写真

パナソニックグループでは、経営方針のひとつである「デザイン経営」を実践する為に、BTC(ビジネス、テクノロジー、クリエイティブ)人材の採用、育成に力を入れています。パナソニックグループのクリエイティブ、デザイン職の仕事を学生さんにより具体的にイメージしていただくために、CREATIVE OJTインターンシップを実施しています。今回は、そのインターンシップ経験者に話を聞きました。

2022年10月

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プロフィール

  • インターンシップ人事担当:太田美帆(おおた・みほ)

    パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社
    青山学院大学 文学部 英米文学科卒業
    2019年入社。現在新卒採用・インターンシップ企画を担当。

    太田美帆さんのプロフィール写真
  • インターンシップ経験者:有馬いりん(ありま・いりん)

    東京大学大学院 学際情報学府
    「小児用の非言語コミュニケーションに特化した義手」を制作・研究。また、長期インターンシップ先であるプログラミングスクールでは、AI人材育成の必要性を感じ、自ら新コースである「AIコース」を立ち上げた。

    有馬いりんさんのプロフィール写真
  • インターンシップ経験者:加治幸樹(かじ・こうき)

    九州大学大学院 芸術工学府
    ハンドボール部に所属し、選手としてだけでなく、チームの広報係も担当。学部生時代には、「ハンドボールチームのブランディングデザイン」の研究にも取り組む。大学院では、「薬剤師が患者を在宅対応する場面に着目したデザイン」をテーマに研究。

    加治幸樹さんのプロフィール写真

パナソニックグループのことをあまり知らなかったからこそ、OJTに参加した

太田美帆さんのプロフィール写真
太田

おふたりは、実際の職場で社員と一緒に働くCREATIVE OJTのインターンに参加してくださったんですよね。応募のきっかけは何だったんですか。

加治幸樹さんのプロフィール写真
加治

僕は大学院でデザインストラテジーを専攻していて、モノをつくるだけでなく、前段の調査や戦略にも興味があったんです。パナソニックグループが掲げている「気づく・考える・つくる・伝える」というプロセスなら、デザインの上流工程から触れられるんじゃないかと感じて、応募しました。

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有馬

私は人と人とをつなげるようなデザイナーになりたいと思っていたから、生活に身近な製品をたくさん扱うパナソニックグループは、就活以前から志望度が高くて。会社の雰囲気や働き方を見るためにOJTを選んだんです。

加治幸樹さんのプロフィール写真
加治

僕はそのあたりは曖昧で......実は、名前くらいしかパナソニックグループのことを知らなかったんですよね。だからこそ、OJTで内側から会社を見てみたいと思いました。

太田美帆さんのプロフィール写真
太田

参加する方々のきっかけは、本当に人それぞれです。有馬さんみたいに志望度がある程度高い方にとっては、職場の雰囲気を体感することで、イメージとのギャップがないか判断する機会になりますよね。加治さんのように「まずは見てみたい」と感じている方にも、ぜひ現場に入り込んで、事業のことを知ってもらいたいと考えています。その結果、当社が「合う・合わない」は正直どちらでもいいと思っているんです。パナソニックグループのインターンをご自身のキャリア観を考えるきっかけにしてもらえたら、それだけでうれしいですね。

加治幸樹さんのプロフィール写真
加治

まさにそんな時間が過ごせました!僕は、照明デザインの部署で「大型ショッピングモールに"新しい明かりの価値空間"を提案する」という課題に取り組みました。まずは、照明の基礎知識をインプットしたうえで、課題について意見交換し、解決するためのアイデアを探っていきました。興味を持っていたデザインプロセスを実践して感じたのは、序盤の「気づく」や「考える」が予想以上に大切だということ。そこがブレてしまうと、クオリティの高い製品ができたとしても、市場でニーズがないかもしれません。いいモノづくりには、上流工程の思考が欠かせないことを強く感じましたね。

有馬いりんさんのプロフィール写真
有馬

私はUIデザインコースに参加しました。期間内に何かひとつのものを作り上げるんだろうなと思っていたら、なんと毎日違うテーマを1~2個与えられる1000本ノック方式で!今日は「面白い動きのUIを作る」、翌日は「パナソニックグループの既存サービスの改良案を考える」などと、いろいろなテーマに対してアウトプットを出し続けていきました。メンターさんと打ち合わせしながら、毎日リサーチして考えて手を動かして......本当に、コンピューターがずっと演算処理しているみたいな(笑)。「演劇をする」みたいなテーマもありましたね。

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加治

演劇!?

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有馬

「オーブンの気持ちを演じてみる」というテーマで、もちろん演劇なんて未経験だったから大変でしたけど(笑)。でも、人間じゃないものの気持ちになってみるのは新鮮な体験で、面白かったです。

加治幸樹さんのプロフィール写真
加治

体験する部署やテーマによって、いろいろなOJTがあるんですね......!

太田美帆さんのプロフィール写真
太田

テーマや進め方は、受け入れ側の職場でそれぞれ考えてもらっているんですよね。とはいえ、加治さんのように1テーマ1アウトプットで進めていく職場が多いため、毎日1~2個のテーマに挑む形はレアケースですね。プロジェクトごとに頭を切り替えることや、期限を意識することは、社会人になれば必ず必要になってくるスキルなので、リアルな就業体験ができたんじゃないでしょうか。

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有馬

「これが締切なんだ......!」って実感しました。毎日インターンを終えて食べる夕食が、達成感でものすごくおいしかったです(笑)。

リアルな就業体験で、働き方や人の良さを体感できた

加治幸樹さんのプロフィール写真
加治

インターンを経て、自分が入社してからどんなふうに働いていけそうかが、はっきりとイメージできました。たとえば、僕はデザインに自分の個性を投影するのが苦手だったんですね。インターンで、「考える」の解像度が低くなってしまっていたときがあって、メンターさんから「自分をもっと表現してみて」とアドバイスをもらいました。そこで、テーマの"大型ショッピングモール"で"自分が困ること"に基づいて、アイデアを出してみたんです。

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有馬

どんな案が出ましたか?

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加治

僕が困るのは、誰かの買い物に付き合っていて疲れたり、一緒に来た人が不機嫌になってしまったりすること。そんなとき、クスっと笑えるような照明空間があったら和むんじゃないかなと思って提案してみたら、受け入れてもらえました。僕はいままで、仕事ってオンとオフを切り離して臨むものだと思っていたんですが......実は、つながっている。自分自身の体験や考えをデザインに生かせたら、よりやりがいをもって働けるなって実感しました。

有馬いりんさんのプロフィール写真
有馬

メンターさんの存在もすごく大きかったですね。ひとりでつくっていると視野が狭くなってしまうけれど、客観的な意見をいつも加えてくれたし。あと、上長へのプレゼンがあって、その作業が終わっていなかったとき、メンターさんが上長と雑談をして、発表開始を引き伸ばしてくれたのも助かりました(笑)。

加治幸樹さんのプロフィール写真
加治

いつも楽しい雰囲気をつくってくれたから、作業が進めやすかったですね。メンターさんだけでなく、インターンって、人から得るものがとても大きいなと感じました。他の大学から来ている学生さんが、自分とは全く違う着想でデザインしていたり、コンセプトやプレゼン時の言葉一つひとつまで厳選していたり......「そんなやり方があったんだ!」「僕はここをおろそかにしてきたな」なんて、気づきがたくさんありました。就活はもちろん、社会人になってもきっと"自分らしさ"って大切。いろいろな強みを持つ社員や学生と出会えるパナソニックグループのインターンは、自分らしさを見つめ直すいい機会になると感じました。

机を囲んで議論する様子

インターンシップの様子

誰もが個性を生かして働ける場所の、一員になりたい

有馬いりんさんのプロフィール写真
有馬

社員の方々が「相手の長所」を見つけ出そうとしてくれる姿勢に驚きました。就活って、自分から長所をアピールしなきゃいけないものだと思い込んでいたから......いろいろなコミュニケーションから私の個性を見つけ、伸ばそうとしてくれる雰囲気がありがたかったです。参加する前から志望度が高かったけど、インターンで感じた「人の温かさ」が最後のひと押しになりました。

加治幸樹さんのプロフィール写真
加治

パナソニックグループの社員さんたちは、本当に個性豊かですよね。「デザイン」という仕事をするならかっこいいビジュアルをつくれなきゃいけないし、それが上手い人ばっかりが集まっているのかと思いきや、もっと上流の設計や進行が得意な人もいる。一週間、間近で職場を見ていると、誰もがそれぞれに個性を生かして働いているのがよくわかりました。

太田美帆さんのプロフィール写真
太田

「パナソニックグループの社員は良い人が多い」と言っていただけること、とっても多いんですよ。創業者の松下幸之助が「人間はダイヤモンドの原石だ」という言葉を残しているくらい、人の個性をみて、育成、磨いていく、社員を大切にする会社なんです。入社後はどんな仕事をしていきたいですか?

加治幸樹さんのプロフィール写真
加治

僕はまだざっくりとしていますが、照明デザインを通じて、より豊かで明るい世界の未来をつくっていきたいです。パナソニックグループが未来を見据えて思考していることを強く感じているので、きっと何か面白いことができるんじゃないかと思っています。

有馬いりんさんのプロフィール写真
有馬

私は、グローバルに活躍できるUXデザイナーになりたいです。パナソニックグループの強みである家電を空間に融合させて、新しいデザイン領域を切り拓いていきたい。私は総合大学出身なので、デザイン知識がほかのデザイナーより圧倒的に足りない。だから、誰よりも学習機会を充実させていきたいと考えています。

加治幸樹さんのプロフィール写真
加治

それ、すごくわかります。僕も美大出身じゃないので、きれいなビジュアルがさっと描けないことに負い目を感じたりもしていて......でもパナソニックグループでなら、僕らしさを生かした別の役割を見つけられると思えました。

太田美帆さんのプロフィール写真
太田

パナソニックグループが「クリエイティブ系採用コース」を作り、こうしたインターンを実施しているのは、ビジネス(B)、テクノロジー(T)、クリエイティブ(C)の懸け橋になれる多くのBTC人材の方に、仲間になってもらいたいと思ったからです。当社が大きな軸として掲げている「デザイン経営」も、その先につながっています。だからこそ学歴や学んできたことに縛られず、多彩なバックグラウンドを持つ学生さんと出逢いたい。どんな方でもパナソニックグループのクリエイティブ職種を体験できるようなコンテンツを用意して、これからもみなさんをお待ちしています。

*所属・内容等は取材当時のものです。

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