パナソニックの#はたらくってなんだろう

入社5年目と8年目が語る悩みと挑戦

高島さん、服部さんの写真

パナソニックグループの特徴の1つは、若手のうちからさまざまなチャンスがあること。中でも海外赴任のチャンスの多さに魅力を感じ入社したのが、今回お話を伺ったおふたりです。現在、入社5年目と8年目にあたり、商品企画職と人事職として働くおふたりに、「今までをどのように歩んできたのか」そして、「これから挑戦しようとしていることは何か」について聞きました。

プロフィール

  • 髙島 悠希

    パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社
    立命館大学 法学部 法学科卒業

    2018年入社。大学時代は1年間カナダに留学。留学先ではチアリーディング部に所属し勉強との両立で多忙を極めつつも、大会に出場するなど貴重な経験を得た。入社後はデジタルカメラ「LUMIX(ルミックス)」の商品企画に配属。商品コンセプトの立案からマーケティングプランの検討まで、一連の業務に携わっている。

    髙島 悠希さんのプロフィール写真
  • 服部 優花

    パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社
    信州大学 教育学部卒業

    2015年入社。自分の視野を広げたく、大学を2年間休学し世界一周へ。訪問先の各国でボランティア活動を行う。アルバイトでお金を貯め自力で実行できたことが大きな経験に。入社後は営業に3年就いた後、結婚を機に長野県の松本工場に異動。現在は長野県にある松本工場で採用や人材教育、人事異動など、人事全般の業務に携わっている。2022年4月からはキャリアを広げるため、全社のDEI推進を担う部門で社内複業もスタート。
    ※DEI:Diversity(ダイバーシティ、多様性)、Equity(エクイティ、公平性)、Inclusion(インクルージョン、包括性)の頭文字からなる略称。

    服部 佐奈さんのプロフィール写真
  • 2024年12月から、パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社はApolloとの戦略的パートナーシップに基づく新しい経営体制へと移行しましたが、2026年度卒の新卒採用・キャリア採用・障がい者採用はパナソニックグループとして一括でエントリーを受け付けています。
    2027年度卒以降のインターンシップ・新卒採用については、パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社採用サイトよりエントリーを受け付けます。

目次

  1. 海外赴任をはじめ、若手からチャンスがある会社
  2. 商品企画も採用も、一つひとつの仕事の積み重ね。その分、形になったときの喜びが大きい
  3. 手を伸ばしたら必ず助けてくれる安心感
  4. リモートワークの導入で、キャリアの選択肢は格段に増えた

海外赴任をはじめ、若手からチャンスがある会社

パナソニックグループへの入社を決めたきっかけを教えてください。

同僚と話す髙島さん

髙島 悠希さんのプロフィール写真
髙島

グローバルに働きたいと考えていたことから、就職活動を開始した当初は海外赴任のチャンスが多そうな商社への就職を考えていました。でも会社説明会などでさまざまな企業の話を聞くうちに、モノづくりに携わる仕事に魅力を感じ、「商社の仕事もいいけど、形のあるものをつくり売る方が自分に合っていて面白そうだ」と思い、メーカーを志望することに。その中で、BtoB、BtoC事業のどちらも幅広く展開していて、eチャレンジ(社内公募制度)で自分のスキルや関心に応じていろいろな分野に携われる可能性のあるパナソニックグループに惹かれたんです。

とはいえ大きな会社なので、若手のうちはあまりチャンスが回ってこないのではないかという不安もありました。しかし、選考が進む中で経理社員の方とお話しした際、若いうちから海外赴任を行っていると聞いて。海外赴任は海外営業などの職種でなければ難しいと思っていたので、驚くと同時に「若手でも実力とやる気があれば、チャンスをくれる会社なんだ」と思い、入社を決意しました。

服部 佐奈さんのプロフィール写真
服部

分かります。基本的に挑戦したい人を応援してくれる会社ですよね。私の部門では、人によりますが、入社6年目頃から海外赴任するメンバー多く、実際に私の同期でも、希望する人はどんどん海外へ行っています。私も、海外へ行けるチャンスが多いことが入社した一つの理由でした。結婚して子どもがいる今も、いずれは絶対に海外に行きたいと思っています。

髙島 悠希さんのプロフィール写真
髙島

そうだったんですね。服部さんがパナソニックグループに興味を持ったきっかけはなんだったんですか。

服部 佐奈さんのプロフィール写真
服部

私、学生時代は、教師を目指していたんです。でも、大学を卒業してそのまま教師になることに疑問を持つようになり、「自分の視野を広げて選択肢を増やしたい」と大学生の時に世界一周に行ったんです。その際、海外でパナソニックをはじめとする日本ブランドに触れ、海外から見た日本ブランドの強さを肌で体感し、次第にグローバルな仕事がしたいと思うようになったんです。

就職活動では他にも何社か受けましたが、パナソニックグループの面接はリラックスした会話から私を見ようとしてくれている心遣いを感じました。また、面接会場へ案内してくれた方が一言、「緊張しますよね、でも......頑張ってくださいね!」と声を掛けてくれたことも心に残っています。

髙島 悠希さんのプロフィール写真
髙島

私も、フランクな面接だったことを覚えています。人を見定めるというよりも人と人とのコニュニケーションから私の長所を見出そうとしてくれている感じがあったことも、入社を決めた理由です。

カメラの画面

商品企画も採用も、一つひとつの仕事の積み重ね。その分、形になったときの喜びが大きい

今までで一番印象に残っているのはどのような仕事ですか?

髙島 悠希さんのプロフィール写真
髙島

入社して商品企画に配属されてから、2カ月ほどで商品を担当することに。その商品リリースまでの1年半の仕事がとても印象に残っています。

カメラの商品企画は、いつ頃にどういったデバイスの商品を出すというざっくりしたロードマップがあり、それをもとに商品コンセプトやデザイン、機能などを決めていきます。商品企画というと華やかなイメージを持たれることも多いのですが、実際は地味で細かい作業も多いんです(笑)

例えば、カメラの機能を一覧表にして○×を付けながら「入れる機能と、入れない機能」を検討したり、ビジネスとして利益を出すために、材料費や機能の付加に伴うコスト、販売予定台数、投資の回収見込みなどを一つひとつ地道に考えていったり。自分のつくる商品が年間どれくらいの売上になり、事業にどれだけ貢献できるのかといことまで意識するので、それだけ視座を高く持って仕事ができます。

また、カメラの売上比率は、国内よりも海外の方が圧倒的に高いという特徴があります。そこで、ターゲットとなる方へヒアリングするため、海外出張にも行きました。まさに、入社前に感じたように早くから海外と関わるチャンスをもらい、商品化までの一連の流れを経験できたことで、知見も大きく広がりました。

自分の判断が正しいのかと不安になったり、思うように進められずに悔しかったりしたことも多々ありますが、最終的に商品がLUMIX「G100」として発売され、お店に並んでいるのを見たときは何にも代えがたい感動がありました。

カメラを持った笑顔の髙島さん

服部 優花さんのプロフィール写真
服部

私が人事の仕事で印象的だったのは、インターンシップに参加してくれた学生が「ここで働きたい!」と言って、実際に入社してくれたことですね。採用の仕事で私がいつも意識しているのは相思相愛であること。「パナソニックグループっていいな」「この人たちと働きたいな」と思ってくれた人の方が、入社後も活躍できると考えています。

また、インターンシップに参加いただいた学生さんには、たとえパナソニックグループの選考に進まなくても、少しでも「プラスになった」「学びにつながった」と感じてもらいたいので、細かなところまで配慮するよう心がけています。

髙島さんも言っていたように、人事も一つひとつの作業自体は地味なんです。でも、入社し学生が先輩社員になり、就活生に向けて「インターンシップの印象と入社後にギャップがなく、自分が思った通りの働き方ができている」と話しているのを聞けたときは、すごく嬉しく、やりがいを感じますね。

手を伸ばしたら必ず助けてくれる安心感

普段の業務で大事にしていることを教えてください。

髙島 悠希さんのプロフィール写真
髙島

「お客さま視点を忘れないこと」と「常に周囲にリスペクトを持ち、謙虚でいること」です。カメラの商品企画は技術的な部分にも深く踏み込んでいく必要があるのですが、自分で調べるだけでは理解に限界があるので、分からないことは積極的に専門の技術者に聞くようにしています。いつも助けていただいているので、私も常に敬意を持ちながら接しています。

服部 優花さんのプロフィール写真
服部

パナソニックグループって、やっぱり人がいいですよね。若手だからと軽んじられることなく、誰もがきちんと向き合ってくれるんです。そこは本当に入社前の社員と面談時の印象と変わりませんし、面談で感じた会社の雰囲気は間違っていなかったんだと思います。

髙島 悠希さんのプロフィール写真
髙島

それに商品企画の仕事は、企画後は技術者につくってもらい、営業メンバーに売ってもらうため、自分たちだけでは何もできないんです。「この人のお願いだからやってあげよう」と思ってもらえるよう、日頃からコミュニケーションをしっかり取って、いい関係性を築けるようにしています。

同僚と話す服部さん

服部 優花さんのプロフィール写真
服部

そうですよね。仕事って、一人でできることは限られていますよね。特に人事や営業など事務系の職種は、いかに人に協力してもらうことで効果を出すかということに尽きると思っています。

私は、一人でやろうと思わずに、自分で抱えきれないと思ったら素直に周りに助けてと言うようにしています。以前は何でも一人でやらなければと思っていましたが、子育てとの両立もあり、チームで仕事を行うようになってからの方が、仕事がうまくいくようになりました。

高島さんは今、入社5年目ですよね。仕事やキャリアに対する悩みはありますか?

髙島 悠希さんのプロフィール写真
髙島

最近周囲で、転職や結婚をされる方が増えてきたんですよね。でも今の部署に女性は自分だけで、同じ境遇の人もおらず、今後のキャリアをどう描けばいいか分からない不安があります。服部さんはそんな悩みを持ったことはありますか?

服部 優花さんのプロフィール写真
服部

私も過去に同じような不安を抱いたことがありました。その時私は、タイミングを逃さないよう、「決める勇気を持つこと」を大事にしました。大企業にいると、上司や会社が自分のキャリアを考えてくれるところがありますよね。そこに任せきりにするのではなく、自分で道を切り開けるよう違う部門の女性や上司に相談してきました。

社内にはたくましく道を拓いてきた女性も多くいます。事業会社問わず参加できる社内コミュニティー「ウーマンネットワーク」があるので、そこで繋がってみるのもいいかも!

リモートワークの導入で、キャリアの選択肢は格段に増えた

リモートワーク中の服部さん

服部 優花さんのプロフィール写真
服部

髙島さんは、商品企画以外のキャリアに興味はあるんですか。

髙島 悠希さんのプロフィール写真
髙島

あります!商品企画で関わりのあるマーケティングにも興味がありますし、今携わっているBtoCとは全然違うBtoB事業で営業をやる、なんてことも面白そうですよね。それができるのは、事業領域が広いパナソニックグループならではだと思っています。でも、今はまだこの職場で学べることがたくさんあるので、しばらくはここで経験を積みたいですね。例えば、カメラの商品企画のロードマップ。普段、上司などの上の人が考えているのですが、私もそこまで考えられるようになれば、よりビジネス全体を俯瞰できて面白そうだなと思っています。

そのためには、同じカメラの中でも全然違う系統の商品の企画に携わるなど、もっと知識を広げていきたいと考えています。商品企画にはあまり若手がおらず、技術者出身で同じ系統の商品だけを扱っているという人も多いので、広い分野の商品に理解が深まれば自分の強みになります。それがチャンスにつながっていくと思うので、引き続きがんばってやっていきたいですね。服部さんはどうですか?

服部 優花さんのプロフィール写真
服部

私は、「結婚して子どもを産んだら、キャリアは諦めなければならない」という固定概念に自分自身がずっと縛られていて。でも、コロナ禍を機にリモートワークが浸透したことで、その固定概念から脱却でき、キャリアの選択肢が広がったと感じています。4月からは自ら希望してパナソニックグループ全社に関わる社内複業もスタートさせ、上司も私の背中を押してくれて、仕事やキャリアに希望の光が差してきました。

「女性で、子どももいて、家族と地方に住んでいる人が、海外赴任をする」。これまではどの業界でもあまり前例がなかったことかもしれませんが、自分自身が前例をつくるような気持ちで、その夢に向けて前向きに挑戦していきたいと思っています。いずれは、子どもと一緒に海外に赴任し、そこで働いてみたいですね。海外赴任の声がかかるには、それなりのスキルを身につけることが前提だと思いますが、地方にいてもリモートワークの活用でさまざまなスキルを取得できるようになったので、きっと叶えられると思っています。

*所属・内容等は取材当時のものです。

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