「はたらく」って?キャリア形成って?仕事の疑似体験を通じて考える体感型ワークショップ開催

学生の皆さんとの集合写真

「ものをつくる前に、人をつくる 」。創業者の"人をつくり人を活かす"精神が受け継がれるパナソニックグループでは、大学生のみなさんが年次にとらわれず、一人ひとりに適したタイミングで将来について考え、自身の可能性を広げるきっかけづくりとなるさまざまなキャリア形成支援イベントを展開しています。
今回は、関西大学の1~2年生を招いたキャリアディスカバリーイベントに密着。会社見学や社員との懇談会、ビジネスゲーム「THINK IMPACT」などを通して、学生のみなさんが"はたらく"について考えたこと、感じたことなどをレポートします。

ワークショップのイラスト

目次

  1. 学生のみなさん向けのキャリア形成支援「パナソニックキャリアデザインプログラム」って?
  2. 感性を刺激する、"はたらきやすさ"に配慮したオフィスに驚き!
  3. 多様な働き方を知る!社員との懇談タイム
  4. いよいよ仕事の疑似体験。4つのチームに分かれて、真剣勝負!
  5. 結果発表!「よりよい未来」を実現できたのは、どのチーム?
  6. "はたらく"を身近に感じられた一日に。
  7. イベント終了後にアンケートを実施。みんなの満足度は?
  8. 本格的なビジネス体験に驚かされました

学生のみなさん向けのキャリア形成支援 「パナソニックキャリアデザインプログラム」って?

生き方や働き方が多様化している今、自分はどんな"はたらく"を目指すのか。
それを考えるのに、早すぎることはありません。
パナソニックグループでは、仕事の疑似体験や現場で働く人との関わり、さまざまなコンテンツなどを通して、学生のみなさんの自律的なキャリア形成を支援する「パナソニックキャリアデザインプログラム」を推進しています。

会場の様子

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感性を刺激する、「はたらきやすさ」に配慮したオフィスに驚き!

職場見学の様子

まずは2グループに分かれて職場見学へ。イベント会場となった大阪府(門真市)の「Panasonic XC  KADOMA」の真新しいオフィスを、上階から順に見学していきます。共用スペースの各所に自由に使えるソファやテーブルが配置された、広がりのある吹き抜け空間。フリーアドレス制でその日の業務内容や気分によって席を変えられたり、WEB会議用のブースが備え付けられていたりと、今の時代の"はたらきやすい環境"が揃っています。
木の温もりと豊かなグリーンに囲まれたフロアは、自由な発想も広がりそう。想像していた「"はたらく"場所」とは違ったようで、「これがオフィス?」「カフェみたい!」とあちらこちらから驚きの声が上がっていました。

オフィス見学の様子

オフィスの説明を聞く学生たち

笑顔の学生

みんなの声「会社というよりホテルみたい!もっと堅苦しい感じを想像していたけど、いい意味で裏切られました」「カフェみたいな雰囲気で、仕事のアイデアがどんどん浮かびそう」「すべてバリアフリーになっているのがすごい。緑が多くてホッとします」

多様な働き方を知る!社員との懇談タイム

懇談タイムの様子

続いては、現役社員とのミニ懇談会。若手社員、キャリア入社の社員など、キャリアや経験の異なる4名の社員が、6人ずつに分かれた学生のみなさんのテーブルを順に回ります。「仕事は楽しいですか?」「職場の人間関係は?」「自分の時間は取れますか?」「向いていることとやりたいこと、どちらの仕事を選んだらいいですか?」といった率直な質問が飛び交い、社員の体験談などから、"はたらく"ことへのイメージを膨らませている様子でした。

会話する学生

懇談を楽しむ学生

真剣なまなざしの学生

みんなの声「会社に入ってからも挑戦し続けているというお話を聞いて、自分もそうなりたいし、そうなれるような環境で働きたいと思いました」「ガチガチの上下関係を想像していたので、上司の方からの連絡にスタンプで応答することもあると聞いて驚きました。また、日々のタイムスケジュールを見て、働く人の生活が少しだけリアルに想像できるようになりました」「自分がどのような職種に向いているのか、ヒントをもらえた気がします」

いよいよ仕事の疑似体験。4つのチームに分かれて、真剣勝負!

職場見学の様子

ビジネスゲーム「THINK IMPACT」は、1チーム6人、計4チーム(青、緑、黄、紫)による対戦形式。まずは誰がどの部門の担当になるか、チーム内で話し合うことからスタートします。学部での学びや得意を活かす人もいれば、未知の分野に挑戦する人も。資料の黙読から情報の共有、意見交換とテンポよく進み、限られた時間の中で各チームが意思決定を進めていきます。「どれをやっていく?」「空調系と水素電池は良さそう」「利益率は高くないけど、シェアはある」「物流は人手が足りていない」ーー。最初は互いに遠慮気味だった学生のみなさんが、ディスカッションを通じて一気に距離を縮めていく姿が印象的でした。

ビジネスゲーム「THINK IMPACT」って?:架空の会社「ウエラス」が舞台。参加者はそれぞれ「人事」「財務」「セールス/アフターサービス」「研究開発」「商品企画/マーケティング」「生産/サプライチェーン」の代表になりきり、各部門と連携しながら事業を推進します。単なる売上・利益向上だけではなく、SDGsの理念も踏まえ、環境面にも配慮しながら、よりよいウエラス、よりよい世界の実現を目指すことがポイント。最終結果は10年後のウエラスの状況として、売上・利益率といった「経済的側面」と、世界の持続可能性につながる「環境的側面」という2つの視点から示されます。

結果発表!「よりよい未来」を実現できたのは、どのチーム?

結果発表の様子

約3時間に及ぶビジネスゲーム「THINK IMPACT」。途中経過で業績が振るわなかったチームが巻き返しを図るのか?あるいは、上位チームがそのまま逃げ切るのか――?
「最初に慎重になりすぎたかも...」「もうちょっと時間が欲しかったね」「絶対に勝ちたい!」「勝てるでしょう!」「燃えつきたぁ~(笑)」
力を合わせ、ありったけの知恵と力を振り絞った学生のみなさんの表情はとても晴れやかです。気になる最終結果は、「売上」「利益率」「ゼロカーボン達成率」の3項目で安定した数字を出した黄チームの優勝!結果をもとにゲーム内容を振り返り、チームごとに感想を発表していきます。

発表する学生

マイクを握る学生

笑顔で話す学生

みんなの声「儲けを重視するとCO2の排出量が増えてしまったり、自分の意見を言いつつ、他部門の意見も聞かなければならないところが難しかった」「学校ではできない体験! 『ただ一つの課題について考えるのではなく、多方面の思考が必要』という仕事の難しさを体感することができました」「利益を追求するためのシビアな決断もゲームだからできたけど、実際に相手の顔が見えたらできないかも・・・」「めちゃくちゃ難しかったけど、楽しかったです!仕事って一人ではできなくて、各部門が連携することで社会に貢献しようとしていることがわかりました」

「はたらく」を身近に感じられた一日に。

参加者ひとりひとりの笑顔

トータル5時間にも及ぶ長丁場に最初は戸惑い気味だった学生のみなさんも、終わってみればこの笑顔!イベントを通じて自分の得意不得意、興味関心などと向き合いながら、「自分は何をしたいのか」「何が向いているのか」など、これまでよりほんの少しリアルに"はたらく"をイメージすることができたのではないでしょうか。

みんなの声「自分の専攻がどのように仕事に生きるか、少しイメージすることができて、 面白かったです!」「就職についてあまりリアルに考えたことがなかったのですが、今日のイベントを通して、社会人としてはたらくということが少しイメージできた気がします」「ビジネスゲームでは優勝できなかったけど、グループのみんなと本音で話し合えて、仲良くなれたのがうれしい!仕事でもこんな風に仲間ができるのか、と思いました」

イベント終了後にアンケートを実施。みんなの満足度は?

"イベント全体" の満足度を教えてください

とても満足:87%、やや満足:13%

全体の87%が「とても満足」と回答。
参加した学生のみなさんの多くが、
前向きな印象を持っていることがわかります。

今回のイベントはご自身にとって
"はたらく" や "将来のキャリア" を考える参考になりましたか?

参考になった:100%

参加者全員が「参考になった」と回答。
社会人になるのはまだ先ですが 、
"はたらく"について考えるきっかけとなったようです。

みんなの声「普段見られないオフィスの中を見学したり、社員さんとの会話から、会社の雰囲気を体感できたのが良かった」「将来の具体的なイメージが以前よりも想像しやすくなって、はたらくということが身近になった」「将来メディア系に就職しようとアバウ トに決めていたが、ビジネスゲームで体験したような職種もありだなと思った」「会社にどんな部署が存在して、どう機能しているのか。その部署でどうはたらくのか。ゲームを通して疑似体験して仕事内容を知ることができ、貴重な経験になった」

本格的なビジネス体験に驚かされました

関西大学キャリアセンターの中本様と山口様が笑顔で並ぶ様子

*関西大学キャリアセンター(左:中元様 右:山口様)

関西大学のキャリアセンターでは、就職に関する興味関心を広げるワークショップや学内イベントなど、就職活動を行う前の1~2年生を対象とした低年次イベントにも力を入れているそうです。大学目線では、今回のようなイベントについて、どう感じているのでしょうか。

まず、ビジネスゲームの内容の濃さに驚かされました。大学 単体ではここまで本格的なビジネス体験を提供することは難しいので、大変貴重な機会ですし、学生のみなさんにとっても大きな学びになると感じました。
今回のように、ビジネスの文脈における論点設定やディスカッションの経験を1~2年生から積んでおくと、実際に自分のキャリア形成を考える際にはよりレベルアップした段階での話ができると思います。


仕事体感型ワークショップも含めたキャリアディスカバリーイベントは、大盛況のうちに終了。参加したみなさんにとっても、"はたらく"を身近に感じる有意義な一日となったのではないでしょうか。
パナソニックグループの事業には、家電や設備など、くらしを支える数多くの商品・サービスがあり、そこで働く人の職種はさまざま。たくさんの職種があるからこそ、一人ひとりが活躍できる機会を提供することができます。「人づくり」を大事にするパナソニックグループは、今後も、"はたらく"にまつわるさまざまなイベントを開催していきますので、少しでも興味のある学生のみなさんは、ぜひお気軽にご参加くださいね。